共同テーブル発起人の植野妙実子さんからの紹介のイベント情報です。
―共同テーブル・発起人と市民の徹底討論―
ロシアのウクライナ侵攻は戦争の惨禍を私たちにつきつけました。「共同テーブル」はロシア軍の即時撤退と停戦を求めます。
一方、ウクライナの悲劇を奇禍として自民党や維新は「ウクライナは明日の台湾」、「敵基地攻撃能力保持」、「核シェアリング」など暴言を連発。岸田首相は「今こそ憲法改正を」と叫んでいます。戦争は理性を麻痺させるといいますが、まさに政治が判断停止に陥っているようです。このような風潮の中で参院選が実施されることに、私たちは大きな危機感を覚えます。
参院選で改憲勢力に3分の2議席以上を許してしまえば、2025年までは解散総選挙もせずにいつでも改憲発議可能な「黄金の3年間」と言われています。7月の歴史的な参院選は、覚悟と勇気、そして理性的な判断が問われるのではないでしょうか。
命の安全保障を考える
私たちは戦争をなくす道、命の安全保障の方法を考えたいと思います。
戦争は始まってしまえば核戦争の危機を現実化します。戦争をおこさせないためどうするかが参院選の争点です。「抑止力」は攻撃を防ぐ方途ではありません。「抑止力」の競争は軍拡競争であり、行き着く先は核兵器開発競争ではないでしょうか。
日米で中国包囲網をつくり、馬毛島、沖縄から南西諸島一帯をミサイル要塞化すれば緊張を高めるだけです。NATOの東方拡大がウクライナ問題の遠因になったことを想起しましょう。
自民党内からは、ウクライナ問題でエネルギー不足にならぬよう、原発の再稼働を求める声が出ています。しかし原発は最悪の時限爆弾に転化します。これを機に原発廃炉を急ぐべきです。
暮らしの安全保障を考える
新型コロナ禍で加速された格差と貧困の拡大は深刻です。「非正規」、とりわけ女性労働者は苦境にさらされています。食料支援活動には大勢の困窮者がおとずれます。自死や「家庭内殺人」は後を絶ちません。在日の皆さんへのヘイトはネットにあふれます。福島第1原発の汚染水放出は、漁民の復興の希望を絶とうとしています。一方政府は防衛費の倍増をめざしています。倍増すれば消費税収の半分に相当。他国の軍拡を誘発する愚行をやめ、消費税を軽減すべきです。
野党共闘の再建と護憲の比例共同名簿の前進を
参院選で3分の1以上の護憲の議員を送り出すためにどうするか。まずは停滞している野党共闘を立憲民主党、共産党、社会民主党、れいわ新選組が力を合わせて再建することです。そのために何ができるか。そして社民党、新社会党などによる比例の共同名簿方式も新たな試みです。こうした多様な努力を交流し参院選挙に挑みましょう。
市民と立憲野党の協力で、ムーブメントを巻き起こすには、何が必要なのか。皆さんとともに考えましょう。そして、たちあがりましょう。「共同テーブル」の理念と今後の方向を討議するシンポジウムです。
多くの皆さまのご出席をお待ちしております。
●日時 4月13日(水) 午後6時15分~8時15分
午後6時開場
●会場 港区産業振興センター・11階・ホール(大)
住所 港区芝5-36-4 札の辻スクエア・11階 電話 03-3578-2558
行き方 JR田町駅から徒歩4分、 都営地下鉄三田線三田駅から徒歩2分
●資料代 800円
●申し込み先 定員(200名)になり次第、申し込みを締め切りますので、大変、
恐縮ですが、なるべく早めに下記のメールアドレスまで、出席申し込みを、お願いい
たします。E-mail e43k12y@yahoo.co.jp
プログラム
1 総合司会
杉浦ひとみ(弁護士) 白石孝(NPO法人官製ワーキングプア研究会理事長)
2 ご挨拶 発起人を代表して 佐高信
3 第1部 憲法の危機に参議院選挙でどう立ち向かうか
●基調講演 中野晃一(上智大学教授)
●パネルデイスカッション
パネラー 中野晃一(上智大学教授)
竹信三恵子(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
纐纈 厚(山口大学名誉教授)
前田 朗(東京造形大学名誉教授)
山城博治(沖縄平和運動センター顧問)
4 第2部 参議院選挙を共同でたたかう-私の訴えたいこと
大椿ゆうこ(非正規からの脱却)
金 泰泳(東洋大学教授・多様性社会を)
岡崎彩子(新社会党・ロスジェネ世代の声)
5 まとめと閉会挨拶
●「共同テーブル」連絡先
藤田高景 090-8808-5000 石河康国 090-6044-5729
第1回「共同テーブル」大討論集会 総選挙の総括と今後の政治展望について
―共同テーブル・発起人と市民の徹底討論―
昨年の総選挙の結果、自民党は議席を減らしたとはいえ、絶対安定多数を得て自民・公明・維新の改憲勢力が衆議院の3分の2以上を獲得した。一方、立憲野党は、立憲民主党の比例の大幅落ち込みもあり、厳しい結果となった。
しかし、総括を間違えてはならない。一部マスコミや自民党などがネガテイブキャンペーンとして、意図的に流しているような野党共闘の失敗ではない。野党が候補者を一本化して闘った小選挙区での選挙の成果は確実にあったのだ。むしろ、野党共闘が徹底できなかったことに問題があったのだ。
今年、7月の参議院議員選挙の勝敗は、32ある一人区での闘いで決することは明白だ。そのためには、立憲野党の共闘は、勝利をもたらす、絶対要件と言えるだろう。
一方、維新の会は、参議院と同時の改憲国民投票を煽り、国民民主は立憲野党の共闘 態勢から離脱、野党国対からも離れた。憲法審査会では維新とともに、与党側の幹事 懇談会に参加を決め、与党と歩調を合わせて改憲を進めようとしている。改憲の危険性は安倍政権の時より、むしろ高まっていると言えるだろう。
今回の第1回「共同テーブル」大討論集会では、総選挙の総括と今後の政治展望について、立憲民主党、共産党がなぜ議席、主に比例票で後退したのか、維新がなぜ比例票を伸したのか(もっとも2012年時とさして変わらないが)など維新に関する見方、さらには社会的影響力のある運動をどう創るか、ご参加いただいた皆さんから積極的なご意見を大いにお出しいただき、政党・政治運動と社会運動の両面からのアプローチから、7月の参議院議員選挙を視野に入れた、意見交換・討論会を行ないたいと考えています。なお、会場参加いただいた方のご意見を中心に進めますが、当日ご参加いただけない方は、アンケート、メールなどによる、ご意見をお願いします。
市民と立憲野党の協力で、ムーブメントを巻き起こすには、何が必要なのか。皆さんとともに考えましょう。そして、たちあがりましょう。「共同テーブル」の理念と今後の方向を討議するシンポジウムです。多くの皆さまのご出席をお待ちしております。
●日時 1月20日(木) 午後2時~5時
午後1時30開場 2時開会
●会場 衆議院第二議員会館・一階 多目的会議室
午後1時30分から、衆議院第二議員会館のロビーで担当者が入館証の配布を始めます。
●申し込み先 定員(140名)になり次第、申し込みを締め切りますので、大変、恐縮ですが、なるべく早めに下記のメールアドレスまで、出席申し込みを、お願いいたします。
E-mail e43k12y@yahoo.co.jp
プログラム
1 総合司会 杉浦ひとみ(弁護士) 白石孝(NPO法人官製ワーキングプア研究会理事長)
2 ご挨拶 発起人を代表して 佐高信
3 「共同テーブル」発起人からの問題提起
神田香織(講談師)
伊藤誠(経済学者)
纐纈厚(山口大学名誉教授)
竹信三恵子(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
前田朗(東京造形大学名誉教授)
山城博治(沖縄平和運動センター顧問)
4 維新との闘い 12・24大阪シンポジウムの討論から
報告 寺本勉(「エコロジー社会主義」翻訳)
5 市民と発起人の大討論
6 まとめと閉会挨拶
●「共同テーブル」連絡先
藤田高景 090-8808-5000 石河康国 090-6044-5729